ここ小田原周辺は、昨年の2018年9月の合計降水量330mmに対し、2019年9月の合計降水量が132mmだったようです。約3分の1でした!台風の影響も少なく、雨予報でもほとんど雨が降ることがありませんでした。その影響か、ゴーヤやヘチマの生育が悪く、大豆もさやに実がなかなか入りません。周辺の畑では、落花生の葉が黄色くなって、枯れ気味の状態だと聞きました。大豆の実もぜんぜん膨らまないとやきもきしています。
我が家の畑は、すでに落花生は鳥獣被害にあっているので、そういった現象をみることもないのですが、コンパニオンプランツとして、夏野菜のそばに植えた落花生は、なぜか元気に育っています。おそらく、草があり、畑を耕さないからなんだろうと思います。その恩恵が年々わかってきて、気候変動の影響をさほど受けずに栽培できるのではないかと希望を持てています。でも、どうにもならないのが鳥獣被害です。植えたばかりのいちごの苗を全部ひっくり返されたり、収穫間近の黒米などの雑穀を根こそぎ倒され、食害されてしまいました。畑の周辺では人間よりも大きなイノシシがウロウロしているらしく、電気柵まで破壊したとか!?そんなイノシシに畑を荒らされているのかと思うと、手も足も出ません。何かいい方法を考えないと。写真はいちごの苗をひっくり返されたもの。ときどき葉を食いちぎっています。
畑のあちこちに自生している彼岸花。ちゃんとお彼岸に咲くなんて、とっても不思議。
ヘチマ。早く収穫しすぎると繊維が柔らかく、まったくヘチマたわしにならなかったので、ぎりぎりまで巨大化させて収穫します。今年は6本分のヘチマたわしができそうです。
さやが膨らんできたので、2株だけ収穫した枝豆。枝豆をずっと置いておくと大豆になります。今年は昨年と比べると実付きが良く収量が期待できそうです。今年は父に助っ人に来てもらおう!
今年の大豆エリアは、麦の跡地を利用しました。そして、畝は立てず平畝で栽培しました。これが良かったのか、雨が少なくてもある程度水分を保っていられたのかなと推測します。そして、コガネムシの被害に遭っても全く問題ありませんでした。最近は、野菜自身が特定の虫を呼び寄せていると感じていて、虫のフンにも多くの栄養素があり、大豆がそれを今必要としているからコガネムシを呼んだんだと思うのです。
ゴーヤの種も採ります。ゴーヤって面白い。しっぽの方が急に黄色く色づいて、パカっと割れるんですよね。そこからぬるぬるした種がツルッと地面に落ちる構造になっています。この赤い実を食べると甘いんです。
大根やカブの種もどんどん播いています。大根の土に対する影響が良いと知って、とにかくあちこちに種を播いています。
菊芋は今年も強風で倒れました。倒れても花を咲かせているので、倒れたものはそのままにする戦法にしました。これがなかなかいい結果に結びついているのがミニトマトです。
全部支柱を取って、地生え風にしたら元気に復活しました。野菜をよく見て、どう育ちたいのか空気を読んであげることって大切なんですね。経験と学びはセットですね。本やテレビの情報に惑わされないことが大事だな〜と。10月なのにまだまだ収穫できます。
10月は、麦の種まき、ブロッコリーやキャベツなどの苗の定植などまだまだ作業があります。9月は合計40時間の野良仕事。なかなか頑張りました。疲れてばかりだけれど、野良仕事もしながら生きることは、私には合っているような気がしています。制作もがんばります!