ログウッドとは「中央アメリカが原産地のマメ科の木で、かつては染料や薬用として熱帯地方で広く栽培されていた。明治初め頃に渡来し、幹材およびそれを煎じたエキスが輸入される。紫色が染まる数少ない染料で、黒染めにもよく使われる。(草木染〜四季の自然を染める〜(山崎和樹著)より)」
①焼きミョウバンを溶かしておいた媒染液に、タンパク処理した布を入れておきます(先媒染)。いつも1Lの水に対し2gの焼きミョウバンを入れます。
②染める布の重さの15%のログウッドを用意する。今回90gの布を染めるので約13g。少量です。
③ステンレスの鍋に不織布に入れたログウッドとひたひたの水を入れ、沸騰後20分煮出す。
④ぐつぐつ煮出していると、濃い赤紫色の染液になります。すごい色!
⑤1番液と2番液をあわせた染液に布が泳ぐくらいの水を加えます。約5Lになるように水を加えています。
⑥先媒染しておいた布を水洗いし、染液に入れ20分煮染めします。時々トングで布をゆらゆらさせて、染めむらを防ぎます。
⑦「先媒染→煮染め→媒染→煮染め」を繰り返します。最後は染めで終わるようにします。
最初に染めた布は、紫がかった紺色になりました。残った液で染めた布は、紫がかったグレーになりました。どちらもとてもかっこいい色です。初めての植物で染める時はとてもわくわくします。
【今回参考にした本】