小田原から車で1時間ちょっとのところにある富士山の中腹にある西臼塚の森の中を歩いてきました。(2017年11月18日撮影)
この日は富士吉田へ水汲みがてら、以前から気になっていた西臼塚の森へ。「頂上を目指さない 富士山さんぽ(鈴木渉著)」という本に出合ってから、富士山麓の美しい自然の虜になっています。いつもは水ケ塚駐車場からのハイキングコースを歩いていますが、この日は生憎の雨。傘をさしながらでも歩けそうな西臼塚へ向かいました。
西臼塚は標高が1293Mと高いので、気温もぐっと下がり真冬並みの寒さで、紅葉も終わりに近づいていました。紅葉の見頃は10月中頃から11月中頃のようです。
駐車場に車を停め森の中へ。駐車場脇にはきれいなトイレもあります。クマの絵の看板が…鈴を持ってくるのを忘れました。
小雨の降る森は静かでとってもいい香りがします。
登山地図を見ると1時間もあれば周れる広さで、遊歩道も整備されているので歩きやすかったです。いくつかコースがあり、AコースとかCコースとか小さな立て看板がありましたので、特に迷うことはないと思います。
駐車場から15分くらい歩くと「カエデ広場」があります。ヒメシャラ、カエデ、ブナの木に囲まれた気持ちの良い広々とした広場です。ベンチがありますので、ここでピクニックもいいかもしれません。
大きな大きなブナの木がたくさんありました。ブナは他のブナと根っこで情報交換をして、助け合いながら生きているそうです。植物も人間と同じようです。
落葉がいっぱい!土がふかふかで、土壌が豊かなのが分かります。
葉が落ちた後の樹々のシルエットも好きです。
西臼塚山頂の巨大な倒木。オブジェのようでかっこよかったです。
西臼塚(寄生火山)の生いたち。
この周辺では、モミジがちょうど見頃でした。
苔の小さな世界。
箱根や富士山には多様な植物や樹々があり、歩いているだけで体中が浄化されていくのが分かります。山登りも好きだけれど、森歩きも病みつきになります。これからは雪のシーズンですので、次は新緑の季節に行ってみようと思います。