クサギの実が熟して紺色になり始めた頃、クサギの実を拾い集めてきました（収穫日：2017年10月26日）。小田原には数カ所、クサギ（臭木）が自生しています。どちらかというと日陰の斜面に植わっていることが多いのですが、手が届く範囲に生えているクサギが見つかり、木に負担のない程度の実を頂いてきました。それでもこの日の収穫量はたったの250gでした。愛おしさを感じながら一粒一粒ガクから実をはずす作業は、思った以上に時間のかかる作業でした。今年も父に頼んで、近所のクサギの実を集めてもらいましたが、貴重なクサギの実を500gも集めてきてくれました。合計750gのこの実で毛糸を染め、母に素敵なマフラーを織ってもらおうと思っています。
蟻やら、蜘蛛やら、大きなカメムシがくっついています。作業用の手袋は欠かせません！
藍以外で青に染まる唯一の植物。クサギの実は生成り色から紺色に変化していきます。いろいろな青があって美しい。草木染めを通して、自然や植物からたくさんのことを学ばせてもらっています。
