試作の日々

5月にめいいっぱい染めた厚手リネンの布を使って、新しい商品を試作しています。アイロンをあてるたびに、布から香りたつ匂いでどの植物で染めたのか分かるようになってきました！くんくん匂いを嗅いで、これは柿渋！これはたまねぎ！お酢を使って煮出した植物で染めた布は柔らかくなっていたり、柿渋はごわごわ、どれも少しずつ手触りが違います。

インド茜の濃い赤色と、柿渋の組み合わせ。どの組み合わせも草木染めの色はやっぱり美しい。自然界の色はお互い邪魔しあわず、お互いを引き立て合える。

何も語らないけれど、自然や植物から学ぶことは本当に多いと感じる。見た目じゃ分からない美しさをぎゅっと内に秘めている。なんて素敵なんだろう。

色褪せももちろんあるけれど、その儚さも美しさの一部だ。