自家製味噌作り:寒仕込みの味噌(2024年2月2日)

久しぶりに味噌を仕込みました。最後に仕込んだのは3年前でした。でもまだストックはありまして、いったいどれだけ作っていたのでしょうか(笑)。4時間ほどで仕込みが終わりました。今年は年明けに個展もなく、気持ちに余裕ができたこともあり、白菜漬けもすでに3樽分漬けました。最初の頃よりは段取りよく漬けられるようになってきました。味噌や漬け物を手づくりすることは「習うより慣れろ」なのかなと思います。繰り返して作れば、必ず次回の課題も見つかるので、それをひとつずつクリアしていければ、自分の好きな味に近づいていけるのかもしれません。みそ作りはとてもシンプルなので、少量からでも作ることができます。少量ですと重しもする必要はなく、ジップロックで作ることも可能です。ぜひみそ作りチャレンジしてみてくださいね。

【倍麹みそのレシピ(1:2:0.5)】 津久井在来大豆2kg/米麹4kg/五島列島の塩 1kg

味噌を作る前日の夜に大豆を水に浸します。今回は500gの乾燥大豆を4回に分けて蒸すことにしたので、4つのボウルを準備しました。翌日の朝には大豆がふっくらと戻りました。

味噌作り

圧力鍋で大豆を蒸します。圧力がかかってから30分蒸して、自然に圧が抜けるまで20分ほど放置しました。味噌作り

今回は大きな布巾を使って蒸したので、たくさんの大豆を一気に蒸すことができました。この布巾便利です。味噌作り

今年は五島列島の手塩を使いました。年々値上がりしてしまい、最近は買い控えていたのですが、やっぱりおいしいし、すべて手作業で塩を作っていらっしゃるので、こちらのお塩を使います。

塩

米麹1kgと塩250gを混ぜておきます。(塩切り麹)

塩きり麹

蒸し上がった大豆をフードプロセッサーで潰して、塩切り麹と混ぜ合わせます。

蒸し大豆

少し硬いなと感じたら、大豆のゆで汁を加えます。今回、大豆を蒸している間に、隣のコンロで大豆を茹でたので、そのゆで汁を加えました。蒸し汁でも大丈夫です。

手前みそ

15号の味噌樽に漬け物用のビニール袋をかぶせて、空気を抜きながら味噌をぎゅっぎゅと詰めていきます。ここまでの作業をあと3回繰り返して味噌樽に詰めました。いつもは、すべての大豆を蒸してから作っていたのですが、今回のように4回に分けてそのつど詰めていくほうが断然楽でした。こういうやり方でもいいのかしら?笑

手前みそ

最後に、表面を平らにしてカビ防止用の塩をまぶして、ラップでカバーして、同量の重しを乗せて仕込み終了です。おいしいお味噌になりますように。

手前みそ

家の中で特に寒い階段に置いておきます。

味噌作り

大豆を育てられる環境にあることに感謝をして、毎年お味噌を仕込めるように余裕を持って過ごしていきたいです。猛暑の影響で昨年の大豆の収穫量は激減してしまい、収穫できた大豆のほとんどを次の栽培用の種として残したので食べられる分はごくわずか。毎年何が起こるか分からないので、何度も何度も書いていますが、二宮金次郎の格言である3年分の蓄えの大切さをしっかりと胸に刻んで生きたいと思います!