2020年7月は本当に雨ばかりの日々。雨が降った日はカレンダーに雨マークを記しているのですが、7月30日の時点で、私の住む小田原は23日間雨でした!毎日毎日、除湿機で洗濯物を乾かしています。自分の体までカビそうで太陽が恋しい。畑作業もなかなか進まない上、先日うちの畑で一番良く育っているアズキの中にあった里芋をイノシシが見つけたらしく、アズキがかなりなぎ倒されていました。これにはがっかりです。仕方ないので小雨の降る中、アニマルネットでアズキを囲ってきました。このアニマルネットは、今年からじゃがいもとスイカで使用しているのですが、この威力には驚かされています。たった1メートル弱の高さのネットで囲っただけなのに、ネットを壊して中に侵入するということまではしないようです。ネットの周りにウコンも植えたので、それも功を奏したのかもしれません。
ついでにかぼちゃもアニマルネットで囲ってきました。四隅を防獣杭のような太めの支柱を立てて、その間に園芸棒を等間隔にさします。ネットは、麻ひもなどではなく結束バンドで固定するとさくさく作業が進みます。ネットの下は、ネットを固定するピンを細かくさして侵入されないようにします。だんだんネットを張るのが上手になってきました。
今回の雨で、雨に負けない植物がどんなものなのかよく知ることができました。ざっくり言うと、野草に近いものです。このままでは、異常気象が加速すると思いますので、我が家の食料危機を回避するために異常気象に強い野菜を多めに育てていくことにしました。二宮尊徳が、初夏のナスが秋ナスの味がするといって、その後の冷害を予測し、すぐに農民たちに冷害に強い雑穀のヒエを育てるように指示を出して、その後の飢饉を見事に切り抜けたという話があります。今回アマランサスという雑穀を育てているのですが、この雨でもびくともしないので雑穀に興味が湧いている今日この頃です。昔も異常気象は同じように起こっていて、それをどう切り抜ければいいのか、先人の知恵をしっかり学ぶことが大切だなと日々実感しています。
まずは、雑穀のアマランサス。これは葉っぱも食べられるそうです。
菊芋。これは絶対に食糧危機を救ってくれるはず。
ウコン。どんどん大きくなってきました。
赤紫蘇。そろそろ赤紫蘇シロップ作りができそう。
青じそ。どんどん収穫できるので、ドライにして保存もしています。今年の大葉はほんときれい。
ハトムギも雑穀に入るのかな。今年はまずまずの収穫量になる予定です。やっと食べられる。
大豆はとっても大事。発芽率もいいし、保存性も高いし、毎日の食卓には欠かせません。
ミョウガ。今年植えたミョウガは、まだ実がなりません。実は来年からかな。
ハブ茶。かわいい葉っぱ。マメ科の植物の葉ってまるっこいですよね。
マリーゴールドも元気。虫たちの憩いの場になっていて、申し訳なくて草木染め用に花を摘めません。
クサギは3年目でやっと花が咲きそうです。今年からクサギの実を冷凍保存できそうです。しかし、クサギって枝の部分が臭いってこと、育ててみて分かりました。むかつく臭さです。
最後は今月のおすすめ本。「土と内臓 微生物がつくる世界」。土や内蔵にいる微生物の世界の奥深さとまだまだこの世界は分かっていないことだらけなんだと教えてくれました。コロナ禍の今、この本から学ぶことも多いと思います。分厚い本ですが、お家時間が長い今、ぜひ読んでみてほしい一冊です。