Shukuko Journal #18

Shukuko Journal 2025年3月号ができました。

今号の表紙の絵は、個展で展示するメインキルトの一部です。これを布で表現するにはどうしたらいいのか考え、それから2ヶ月かけて布を染めました。布を染めるところからはじめるので、スケジュール管理がとても大変!ぎりぎり間に合うかどうかくらいの量の布を無駄にしないように慎重にカットして丁寧に縫いつなぎました。息を荒げながら作って、先週ようやく完成しました。

今回の個展のテーマのひとつは大きな作品に挑戦すること。大は小を兼ねるといいますが、キルト作りも大きなものを作ることで、細かな部分が見えてくることに気が付きました。どういう順番で縫い繋げるか、はぎ合わせる部分をどこにするかで、作品の勢いみたいなものが止まらないようにしたり。考えることは次から次へと出てきて、その都度自分で決断して、ハサミを入れていきました。間違っているかもしれないけれど決断して前へ進む。その繰り返しでした。

個展をやると決めてから、約5ヶ月という短期間で、こんなにもキルトを作り、キルトと向き合ったのは初めてで、途中こんな生産性のないことをして何になるんだ?と自問自答した時間もありましたが、最後まで走り切るんだと自分に言い聞かせて取り組んできました。どの工程も笑ってしまうくらい大変なのに、やっぱり私はキルトが大好きなんだ!と再確認できましたし、さらに今後も大きな作品にもチャレンジしていきたいと思いました。

個展では、シュクコジャーナルのバックナンバーも在庫ある限り並べますので、ぜひお持ち帰りいただければと思います。

遠方の方は、無料でお送りいたしますので、読んでみたい方は、郵便番号、ご住所、お名前を明記の上、ホームページのお問い合わせまたは、インスタグラムのDMよりご連絡ください。お待ちしております。