植物を使って染める草木染めは、エコなイメージがありますが、実はたくさんのエネルギーを使って染めています。植物は、太陽や雨の恵み、そして土壌微生物の助けを借りて土から栄養をもらいながら育ちます。植物から色を取るために、ガスを使って煮出し、たくさんの水で洗い、電気を使ってミシンやアイロンを動かしています。
日々、制作をしているとたくさんの余り布が出ます。それらはとても小さなものですが、そこに含まれているエネルギーは計り知れなくて、そんな布を見ていると捨てるという選択肢はありません。この布をどうやって生かしていこうかと考えていたところに生まれたのが、アートフレームです。
小さな布のかけらを集めて、和紙に布を貼ってコラージュしたり、糸でステッチを入れたりしたものを、フォトフレームに挟みました。この作品を思いついたことで、布を使い切るという目標が果たせるような気がしています。まさに「サスティナブルアート」と言えるのではないでしょうか。
自然や植物は人を癒やしてくれると実感しています。植物からもらった色をじっと見つめているだけでも、そこから何かいいエネルギーを感じられるのです。
インテリアにもすっと馴染む、心地よい色やカタチ。無限大に広がる色の組み合わせ。今回の展示会で、少しですが展示販売いたします。ぜひ実物を見にいらしてくださいね。
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