お客様のもとへお届けする2点のポットマット。なかなか気に入る鍋敷きがなくて探していらっしゃったそうです。ありがとうございます!たくさんの商品があふれる世の中で、Shukuko Quiltの商品を選んでくださるのは、奇跡のようだ!といつも思っています。頻繁にSNSで発信しているわけでもなく、ブログでは作品以外のことばかり書いていて、この人ちゃんと作っているのかしら?と思われる方も少なくないかもしれません。安心してください、今月はヘアターバンを作っています(笑)。
さて、今回選んでくださった鍋敷きのデザインや染めについて、少し書いてみようと思います。この鍋敷きでは、2つの植物を使って染めた布を使用しています。箱根山麓の畑で育てている藍と、散歩の途中で拾い集めたヤシャブシの実です。藍色にヤシャブシを染め重ねると、シックな色合いになります。表と裏を合わせると5色の布を使っています。白を合わせると6色です。5色の布を染めるのにかかる時間は、だいたい2日です。鍋敷きに使う布は小さいですが、染める時は50x100cmの布を染めるので、結構ハアハア言いながら染めています。水を入れた鍋が非常に重たいので半分筋トレのようです。夏はもう汗だくで作業することになります。
この白い細い線を入れる技は、私の得意としているところです。モダンキルトの技を入れています。きれいな線をまっすぐ入れるのは比較的簡単なのですが、すこし揺らいでいる感じに入れるには、多少の技術が必要になります。定規を使わないでカットした線というのは、とても自然な感じになりますので、見ていると落ち着く線だと思います。
毎日のお料理に使う時は、裏面の1色側を使うのがおすすめです。お友達を呼んでお茶の時間を楽しむ時は、ぜひデザインされた面にお気に入りのティーポットをのせて、テーブルコーディネートを楽しんでくださいね。
こちらの鍋敷きは、柿渋とヤシャブシで染めた少し厚手のリネンで作りました。とてもシンプルなデザインですが、柿渋色自体に力があるので、あえてシンプルなデザインにしています。私自身、汚れの目立たない柿渋系の鍋敷きを友人へプレゼントすることが多いです。
商品カードには、草木染めの小さな布をコラージュして貼ったり。
鍋敷きの商品カードは三つ折りバージョンで、商品の説明、ご注意点、洗濯方法を載せています。
ラッピングはワックスペーパーの包装紙を使っています。このワックスペーパーは、ぜひ再利用してほしいという思いがあります。ブックカバーにしたり、クシャクシャに丸めてシワを付けてから、ジャム瓶のフタをおめかししたり、小さくカットしてミシンか手縫してポチ袋にもできます。
このポチ袋には、畑で無農薬栽培している月桂樹を入れてみました。こういった小さなものや小銭をワックスペーパーの袋に入れて渡すと、みなさん喜んでくださいます。商品の袋を作っていると、ワックスペーパーもハギレが出ます。でもこうした形で無駄なく使い切ることができるので、気持ちもすっきりします。
普段使いとしても、プレンゼントとしても、おすすめの鍋敷き。すべて1点ものですので、ぜひショップをご覧くださいね。来週から少し追加していきます。
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