2021年がゆったりと始まりました。今日は成人式。以前にも書いたような気がしますが、私の成人式当日は大雪でした。横浜なのに稀にみる大雪で、着物は着たけれど、成人式の会場まで行けませんでした。でも、実家のベランダで雪を背景に撮影した写真は、今も鮮明に記憶に残っているので、今思えば、いい思い出になったのかなと思います。私の世代は、いわゆる就職氷河期世代で、本当に就職が困難な時代でした。大学卒業後からどん詰まりの状態で、最初から社会に必要とされていない状況下に落とされたので、社会の中で生きる自信みたいなものが身につかなかったのは、運が悪かったとしか言いようがありません。それを経験している世代は、きっと今、コロナ禍で辛い思いをしている若者の気持ちがよく分かるのではないかなと思います。これからどうやって生きていくかをよく考える世代になるのだろうと思います。大変だろうけれど、視点を変えて、おもしろい生き方を見つけて欲しいなと思います。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします!
写真は、友人が作ってくれたフレーベルの星。ドイツの幼児教育学者フレードリッヒ・フレーベルが考案した、紙で折る星のことで、ドイツではとても親しまれている折り紙のようなものだそうです。
Shukuko Quilt