この季節、庭先の甘夏をたくさんいただく。いつもは、ぎゅっと絞って甘夏ジュースで飲みきってしまうのだけど、今年は甘夏のマーマレードジャムを作ってみた。材料は、甘夏10個、レモン1個、グラニュー糖1kg。
果汁をひたすら絞る。
甘夏は大きいので、力を込めてぎゅっぎゅっと。
果汁、皮、種。
種は化粧水に。
ワタを手でむしり取る。
ジャムのとろみはワタで。お茶パックに詰めてあとで一緒に煮込む。
水に2時間浸して苦味を取る。
ひたひたの水を入れて、皮がやわらかくなるまで下茹でする。
茹でた後、お湯を切る。
茹でた皮、絞った果汁、水、グラニュー糖、お茶パックに入れたワタを入れ、煮込む。鍋から離れないでひたすら木べらで混ぜる。
果汁が多すぎて、3時間も煮込むはめになったけど、濃いマーマレードになった。参考にしたのは、暮しの手帖33(2008年4−5月号)。ずいぶん昔のだ。
種は洗ってザルで乾燥させてから、日本酒につけて化粧水に。ホワイトリカー、焼酎、日本酒となんでもいいのだけれど、原材料を考えると米麹が入っている日本酒に漬けた。肌につけると日本酒の香りは一瞬で消るので問題なし。ゆずでも、甘夏でも、レモンでも、柑橘系の種ならなんでもかんでもこの瓶に放り込んで漬けておけば、とろんとなってくる。
顔につけた時はしっとり、しばらくするとさらっとして気持ちがいい。はちみつ化粧水もいいけど、夏はこっちだな。